高校数学でわかるマクスウェル方程式(講談社ブルーバックス)

ISBN4-06-257383-0 2002年9月発刊

 


第1部 エレキの謎を探る旅
   1 平賀源内の挑戦
   2 クーロンの秘密兵器
   3 ファラデーの登場
   4 もう一人の天才、アンペール
   5 最後の壁、電磁誘導
第2部 電磁気学の統合
   1 マクスウェルの方程式
   2 電子のベール
   3 無限のバトンリレー
   4 エレクトロニクスへ
第3部 旅の終わりに
 
 
*** ご参考 (さらに先へ進みたい方に) ***
 第2部で得られたマクスウェル方程式は積分を使っていますが、これを「積分形
のマクスウェル方程式」と呼びます。第2部では、電界や磁界が閉曲面や閉曲線に
垂直か平行な場合だけを扱いましたが、実際には垂直や平行でない場合も起こりえ
ます。その一般的なマクスウェル方程式は本書の付録で紹介しているのでご興味の
ある方はご覧下さい。
 マクスウェル方程式には微分を使った「微分形のマクスウェル方程式」も存在し、
実際には微分形の方がよく使われます。積分形のマクスウェル方程式から微分形の
マクスウェル方程式を導く過程は、「高校数学でわかる相対性理論」の第7章で紹
介しています。
 また、「高校数学でわかる相対性理論」の第8章では、マクスウェル方程式に数
学的な変換(ローレンツ変換と言う)を施すことによってローレンツ力を導く過程
を詳しく紹介しています。
 
 
*** 訂正 (6刷り以降では修正済み) ***

p.132 一番下の式 Q= → C=
p.133 上の方の式 Q= → C=
p.213 上から5行目 (図54)の磁束密度を → (図54)の磁界を 

p.53 下から13行目 ボルタ電気の話は → ボルタの電気の話は
p.167 一番下の行  図40で説 → 図42で説
p.168 一番下の行  この②式で → この⑧式で
p.178 下から8行目  さきほどの図46を → さきほどの図45を
p.185 上から3行目  この材料の研究していた → この材料を研究していた

 

*** マクスウェルの故郷 エジンバラ ***

南側からエジンバラ城を望む

北側からエジンバラ城を望む

エジンバラ大学に隣接するスコットランド博物館内での半導体物理国際会議のバンケット

20028月撮影