高校数学でわかるフーリエ変換(講談社ブルーバックス)

ISBN978-4-06-257657-4  2009年11月発行

 

 

第1章 フーリエ級数
第2章 複素形式への拡張
第3章 フーリエ変換への拡張
第4章 代表的な関数のフーリエ変換
第5章 フーリエ変換の性質
第6章 ラプラス変換
第7章 ラプラス変換を用いた演算子法

 

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まえがき

 大学1年生から2年生で、理工系大学生が学ぶ数学の一つに「フーリエ級数(展開)及び変換」と「ラプラス変換」がありま す。この 「フーリエ・ラプラス変換」は、物理学や電子・電気工学、さらにそれ以外の分野でも極めて重要な数学です。しかし、勉強はしてみたもののどうもよくわから なかったという大学生は少なくはないようです。
(中略)
こ の二つの変換に名を残したフーリエとラプラスはフランス人で、ともにナポレオンの時代に活躍しました。それも単にナポレオンと同時代に生きたというだけで なく、ナポレオンと密接な親交がありました。本書を読み進めていただくと、この200年前に生まれた二つの変換の概要が次第に読者のみなさんの脳裏に浮か び上がってくると思います。
それでは、「フーリエ変換・ラプラス変換」を理解するための第一歩を踏み出しましょう。
 
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